書評「【改訂版】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」
September 4th 2020
大変ご無沙汰しております。しろうまです。 子供が生まれたりと大変バタバタしていたこともあり、更新がとても滞ってしまいました。
で、今回はその子育てに関係のある更新です。
今回の書評は「
」という本についてです。<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/gp/product/402251633X/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=402251633X&linkCode=as2&tag=siroumablog-22&linkId=69768a800ffaf0c901c5323e263730c3"><img border="0" src="//ws-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?_encoding=UTF8&MarketPlace=JP&ASIN=402251633X&ServiceVersion=20070822&ID=AsinImage&WS=1&Format=_SL250_&tag=siroumablog-22" ></a><img src="//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=siroumablog-22&l=am2&o=9&a=402251633X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
本を読んだ背景
上述の通り、8月6日に父になりました。子育てを始めています。
とりあえずの子育ての方針というかスケジュールについては、嫁さんが病院で教わったこと(3時間に1度の授乳とか、何時までにお風呂とか)をベースに、ネットの情報を取り入れながら作ったものでした。
が、想像の通り、これがあっという間に破綻します。子供が家に戻って来て1週間ほど経過したあたりから、とにかく寝つかない。その問題に対し、やれ母乳をやる、ミルクをやる、抱っこであやすと、様々なことを試すも、ほとんど寝かしつけの方法を確立できず、嫁共に早々に心身ともに疲弊しかけたところ、ネットの記事で「ジーナ式」という言葉に出会いました。
軍隊式とも呼ばれるその厳しいスケジュール管理法は、分単位で授乳・睡眠などの時間が決まっていて、それにならって子育てをしていくというもの。時間の管理の他に、寝かしつけの際に「子供を放っておく」という点が、特に賛否両論を生んでいるようです。
藁にもすがる思いで、嫁に相談のもとジーナ式を"ネットの情報だけを基に"実践してみたわけですが、決められた時間割りと、寝かしつけの際に子供を放置する、というルール以外のことを理解せずに運用を始めたため、嫁から早々によくわからんというお叱りを受け、とりあえず本を読んでみることにしました。
これが私とこの本の出会いです。
内容
事前のネットの情報どおり、書かれている内容は「徹底した授乳・睡眠のスケジュール管理」がメインです。はっきりと明記はされていないものの、寝かしつけの際に放置も事実のようです。 ただ、なぜ徹底した授乳・睡眠のスケジュール管理が必要なのかについても詳しく記載されていたり、寝かしつけの放置についてもいくつかのルールがあり、完全な放置でなかったりするので、正直読んで良かったし、読んだ上で試してみる価値はあるな、という気になります。
ジーナ式については別記事としてまとめようかと思うので、詳しい内容については省略しますが、「赤ちゃん主導のディマンドフィードがなぜ問題なのか」」、「ジーナ式による赤ちゃん・親双方のメリットは何なのか」」から始まり、ジーナ式の必要性を説くとともに、ジーナ式の真髄とも言えるそのスケジューリングについて徹底的に説明がされています。
気になった点
一通り読んでみて、良いところ・悪いところについて気になった点がいくつかあるので、ここでまとめてみたいと思います。
[+] 徹底したスケジュールによる恩恵
ジーナ式の大きなメリットはやはり、その徹底したスケジュール管理により、赤ちゃんに振り回されずに、こちらのペースで育児ができることだと思います。 実際に我が家でもジーナ式を始めてみて、かなり時間的に余裕がでましたし、それによって精神的にも楽になりました。また、いつ何をするかが決まっているので、こちらの予定も立てやすいです。 さらに、規則的に授乳・睡眠を与えることで、赤ちゃんが何が原因でぐずっているかが、比較的わかりやすくなります。「計画的に授乳しているから、お腹は減ってないはず」とか、「そろそろ活動限界だから、眠くて泣いているのかな」とか。 子育てを始めてみて一番の難しい感じるところが、何が原因でぐずっているかがわからないところだと思っています。この大きな問題が、スケジュール管理により、闇雲にミルクを上げてみたり、抱きかかえてみたりと、ぐずり底なし沼にハマることが減った気がします。
正直ジーナ式はこの一点に尽きると思いますが、このメリット1つで実践する価値があると思います。
[-] 途中で起きてしまったときの対処方の記載がない
うちの子供は一旦寝付いてもすぐに目が覚めてしまうことが多々あります。そのようなケースについて、本書にはちゃんとした対応の記載がありません。(まったく記載がないわけではないが) うちではもう一度寝かしつけをするようにしていますが、当然すんなり寝てはくれず、さらにそのまま起きっぱなしで次のスケジュールに移行することさえありますが、その際は次のお昼寝を早めるのかどうなのか、などの記載があったら嬉しいなあと感じています。
[-] 寝かしつけの方法の記載がない
本書には基本的に寝かしつけの方法について一切記載がないです。「目を合わせない」・「声をかけない」などの記載から、基本的には放置なのだろうとは思いますが、正直そんなに簡単に寝付いてくれないので、何か対処法があればなあと思ってしまいます。
[-] いろいろなところに情報が散らばっており読みづらい
これは説明の不十分性についての話ではないのですが、すでに多くの読者が指摘している通り、とにかくハウツー本として読みにくいです。 読みにくさの原因として、関連のある情報がいろいろなところに散らばってしまっている点が挙げられます。 基本的には月齢毎のスケジュールが記載されているページを参考にしながら日々やりくりしていますが、睡眠や授乳についてはそれぞれ別の項目に細かい記載が及んでいますし、よくあるトラブルなんかも別の章としてまとめられているので、正直今のやり方が正しいやり方なのかを判断するのが難しいです。 予想ですが、方法論としてはかなり素晴らしいものなような気がするのですが、この本の編集で多くの読者を混乱させ、結果ジーナ式に対して賛否両論生む結果になってしまっているのではないかなと思います。
ということで、別途自分用にまとめなおしてこのブログに記事としてあげたらなあと画策中。
総評
記事としてあんまりポジティブな内容を書いていませんが、個人的には納得できた部分も多く、これ以上ディマンドフィードで消耗するのは辛いので、我が家では嫁さんと相談した結果、ジーナ式での子育てしていくことに決めました。 実践開始してから1週間も経っていないので、経過はまた別記事としてこのブログで報告したいと思います。
想像以上に大変な子育てですが、ジーナ式スケジュールでなんとかこの困難を夫婦娘の三人で乗り越えて行きたいと思います!
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