書評「英語喉 50のメソッド」

May 6th 2020

英語学習を開始して以来、Twitterを通して英語学習者のアカウントをフォローしたりして、英語の勉強法の情報収集なんかをしているのですが、その中で出会った一冊の本を紹介したいと思います。

それが「

」。

この英語喉の中で説明されている2つの主なテクニックが

  • 喉発音
  • 3ビート

になります。

順に説明していきましょう。

喉発音

喉発音とは、主に日本人が日本語を口だけで喋ることと対比して、ネイティブが英語を喉で発音していることに着目し、その発音方法で英語を発音することを喉発音と言います。

私もこれまでに、日本人の英語とネイティブの英語で明らかな音の違いを感じつつも、それがどういう違いなのかが言葉では説明できませんでした。それをこの書籍では喉の使い方によるものとし、その方法を説明してくれます。

個別の細かい発音は別として、ポイントは喉に力を入れず喉を開くこと。これは著者の上川さんだけでなく、多くの英語学習の専門家の方などが提唱していることなので、一定の信頼がおける事実だと思います。事実、少し喉を意識するだけで、英語の発音がグッと良くなる感じがします。

書籍の中では、アクビエリアやゲップエリアなどという言葉を用いながら、その発音を説明しているのですが、正直読んだだけではまったくその感覚はつかめず、本書と上川さんのYouTubeの動画などを見ながら発音をして、ようやく「こういうことかな」という理解に追いつく感じです。どうしても感覚的なことなので、説明が難しいのは百も承知ですが、もう少しわかりやすい言葉で説明できていれば本方法ももう少し認知されていたのかなぁと思いました(一部で結構批判されている模様なのでなおさら)。

個人的に喉発音に一定の評価をしつつも、書籍内での発音方法をすべて真に受けずに、一般的な英語の発音の勉強用の本(例えば英語耳など)を用いた上で基本的な発音の形を身につけた後に、併用する形でこちらの本を参照すると、よりネイティブに近い発音に近づけるのではないかと思っています。

3ビート

もう1つ、「英語喉」の中で説明されているテクニックがスリービートです。一般的に日本語の発音は子音+母音もしくは母音のみの2ビートで発話していくのに対し、英語ネイティブの方々は英語を子音+母音+子音の3ビートで発音します。これが、日本語の発声と英語の発声の決定的な違いで、これにより日本人の英語がネイティブに聞き取りづらいと本書では述べられています。また、英語ネイティブの方の日本語があのような訛り方になるかを、3ビートを用いて説明し、3ビートの存在をよりわかりやすく説明しています。

喉発音に比べると、こちらの3ビートは説明もわかり易く、上記した「英語ネイティブの日本語なまり」という例も用いているせいか、3ビートの必要性はとてもすんなりと理解できます。本当にすべての英語のパターンで3ビートが使えるのかはまだなんとも言えませんが、少なくとも言えるのは英語と日本語では決定的にリズムが異なり、そこがスピーキング・リスニングで大きなポイントと言えることです。

総評

上述したとお降り、本書の内容をすべて真に受けると、ちょっと感覚的で分かりづらいところをご解釈しかねないので、王道的な発音の学習本を読み終えた後に、もう1段上の段階の発音を達成するために本書を読むのが良いかと思います。

とは言え、「喉発音」と「3ビート」は目から鱗的な発見であり、私の英語学習および英語能力に大きく影響を及ぼしたのは間違いないです。

適度に振り返りながら、よりネイティブに近い発音を身に着けていきたいと思います。